出雲ローカルサーファー

出雲ローカルサーファー

2010年9月30日木曜日

視察報告

北日本といえども灼けつくような暑さの中の視察であった。
昨年7月に市内で起こった触法少年の痛ましい事件から、
委員会としてなすべきことは何かを模索してきた。

二度と再びあのような悲惨な事件を引き起こさないために、
また子どもたちが健全に幸せに暮らして行けるために、
何らかの条例を制定すべきではないのかと考え、金沢市の
「子ども条例」そして三条市の「子ども・若者総合サポー
トシステム」について視察を行った。


加えて自殺率の高い島根県にありながら、なかなか進まない
自殺者への対策を探るために糸魚川市の「自殺対策」につい
て視察を行った。


金沢市で制定された「子どもの幸せと健やかな成長を図
るための社会の役割に関する条例」(後子ども条例とする)
は、子どもたちを取り巻く環境が変化する中、子どもたち
を市民みんなで育てていくことを目指して平成14年に制定
されたものです。

 主体的に関わる・相互に連携する・子供の人格を尊重する・
自ら考え、判断し、行動する力などを持つ子どもを育てる・
大人が自らを省みる、との基本理念を基にして大人の責務、
基本的な施策、推進体制が定められています。

 大人の責務は、家庭・地域・学校等・企業・行政と五つに
分類され、それぞれが責務を認識出来るようになっている。

さらに行動計画において、具体的に何をしていくのかが規定
されており、家庭・地域・企業は「行動指針」、学校・行政
は「行動計画」として表されています。


「行動指針」とは、例えば全家庭が一斉に、かつ計画的に取
り組むことはなかなか困難と思われ、いくつかの選択肢の中
から、それぞれの家庭で選んだ項目について、それぞれの家
庭で自主的に取り組んでいくことが実態に即しており、地域
や企業においても同様であるため、事項の例示をして指針と
している。


 学校・行政は具体的な行動計画をたて施策を実施しており、
多くのメニューがあったが、出雲市と比較して際立って違っ
たものはそう多くはなかった。
金沢子ども週間(毎年10月の第2日曜から一週間)や2学期制
は出雲市にはない施策である。


三条市においては「子ども・若者総合サポートシステム」に
ついて学んだ。
これは、乳幼児から就労・自立にいたるまできれめなく一貫
して、個に応じた必要な支援を総合的に受けられるようにす
るため、市がその情報を可能な限り集約・一元化するととも
に、関係組織・機関と連携して支援体制づくりを行うことに
より支援するシステムです。


 市民の子育てを巡る様々な悩みに対して、三条市では、
福祉や教育などの各セクションが様々な支援事業を行ってき
た。また、児童相談所や医療機関、警察など関係機関におい
ても、本人や保護者を支援する施策が行われていました。

しかし、子どもの支援ニーズが多様化・複雑化する中で、
個に応じた支援体制が十分であったか、切れ目なく一貫した
支援が行えていたかどうかなど、縦割りによる連携上の課題
がありました。

そこで三条市は、「小さな三条市民に」必要なサポート体制
を作るのは三条市の責任という理念のもと、「子ども・若者
総合サポートシステム」を構築し、これまで支援してきた関
係者が真の意味で連携し支援できるシステムを確立すること
になったのです。


 支援対象は、乳幼児から35歳くらいまでの若者で、支援
内容は被虐待・すべての障がい、不登校,非行、引きこもり、
その他支援が必要と考えられるものとなっている。
具体的には、今まで窓口が分散されていて分かりにくかった
り、縦割りで支援の手が届かなかったりしていたものを、教
育委員会の中に子育て支援課を設置することで、義務教育と
子育て支援の連携を図れるようにした、これは、情報の一元
管理を可能とした点で画期的なことである。


さらに、子育て支援課をハブ組織とすることで、児童相談所、
医療機関、警察などの関係機関からの必要な情報の提供を受
け、連携して支援体制を構築できることになった。
従来の方法では見えなかった視点で子どもたちを捉えること
ができ、ライフステージに応じた切れ目ない一貫したサポー
トで問題を発見し、防止し立ち直らせることが可能となるだろう。


目を引くのは、学校卒業後に自立できない若者への支援を重
視している点である。
出雲市でも見受けられるが、自宅に引きこもってしまった中
学生が、卒業すると同時に極端に支援される機会を失ってし
まい、そのままいわゆる「ニート」化してしまうことがある。
そこで三条市では、学齢期からつながった若者支援も視野に
入れることとしたのです。
このシステムは内閣府のモデル事業ともなりました。


もうひとつ、参考としたいものに、子育てサポートファイル
「すまいるファイル」がある。行政機関と保護者をつなぐツ
ールとして、出生するすべての子どもの保護者に子どもごと
にわたし、支援機会の拡大と質の充実を図っているものだ。
一人の子どもの育ちを長期間追っていけるので、問題を発見
し解決することが可能となりそうなシステムに思えた。


糸魚川市では、自殺対策を視察した。
新潟県は自殺率が高く、地域全体で取り組むための事業が行
われていた。
自殺者の約9割には、軽症うつ病・うつ病等の精神疾患が背
景にあるといわれており、自殺予防のためには、うつ病対策
をふくむ心の健康づくりが必要となる。

特に糸魚川市は高齢化率が45%と高いため、高齢者のうつ
病対策に力点がおかれていた。
うつ病の早期発見・早期介入が自殺予防に効果があるため、
糸魚川市ではうつ病対応マニュアルを作成し対応していた。


島根県も自殺率が高い県で、出雲市も毎年多くの人が自ら
命を絶っている。
一日も早く予防対策、自死遺族対策を立ち上げる必要性を
痛切に感じており、参考になった。

2010年9月29日水曜日

久しぶりに街頭演説を

ご無沙汰ばかりの街頭演説にでかけました。
今月これが初めて。。。
夕方から2か所で辻立ちをしました。

9月議会の報告だけで20分、一般質問の
内容まで話したいところだが、長すぎても
逆効果なので、触れずに終わった。

中高生の応援もけっこうあり、久々にしては
上出来だった。。。はず。

12月議会までエンジン全開で街頭していきます。

2010年9月28日火曜日

9月議会終わる

さきほど9月議会が閉会した。
9月議会は決算が大きなテーマとなる。

21年度一般会計決算認定は、委員長
報告では認定であった。
私たち公明党を含む11名は反対した。

多くの反対討論があったように、決算委
員会で指摘された「神門コミセン機能補
完補助金」が執行された決算を、

「はいそうですか、今度は気をつけてね」
と、ばかりに簡単に通すわけにはいかない
のである。

6年間に亘って計2400万円ものお金が
一つもチェックされず、簡単に流れていく、
少しでも節約して生きよう、なんとか暮らして
行こうとあえぐ庶民の側からすれば、とん
でもない行為である。

常に市民の側に立って市民の立場で
行動を求められる議員であるならば、
この決算は当然、認定すべきではない。


勝部議員が紹介議員となった請願5号
「子宮頚がんの予防ワクチン接種への
公費助成と、乳がん・子宮がん無料検診
の継続実施」は、残念なことに趣旨採択
となり、賛成多数で可決された。

国がやるべきことだと逃げの一手で、地
方自治の自主性を発揮しないやり方は
そんなものかとの空しい思いであった。

また請願4号においては、議長を含む8人
もの関係者が除籍になっての採決となった。
毎年ほぼ同じ内容で、4分の一もの議員が
いなくなっての審議はどこか寒々している。

請願の陳情の自由なのでどうしようもないが
せめて隔年ぐらいにされたらよかろうに。

大国和子追悼の夕べ


Posted by Picasa

2010年9月27日月曜日

松くい虫被害広がる

この写真でははっきり分からないが、松くい虫の
被害が広範囲で出ている。
北山の中腹が帯状にやられているのが無残だ。

空中散布を中止して3年になるが、ここにきて
被害が目に見えだした。
このままいけば北山の松は全滅だろう。
地域住民からは土砂災害を恐れ、空散の再開
が望まれている。



浜山公園や園のほうでも赤く立ち枯れた松が
目立つようになった。
伐倒駆除と樹幹注入で防除をしているが、これ
では間に合いそうもない、松を残す場所、樹種
転換を促進する場所などを明確にしていくことが
求められる。


2010年9月26日日曜日

山本ひろし参議院議員来雲

秋晴れの元、なんと3年半振りに山本ひろし
参議院議員が、出雲のラピタ前で街頭演説を
行ないました。

沢山の聴衆にむかい爽やかな「ひろし」健在
なところを見せました。




福祉といえば公明党であり、山本ひろしであると
いう、そんなプロフェッショナルな印象を強く与えました。
ひとつの道に精通することの大切さをまた学ばせて
いただいた街頭演説となりました。

安来の岡田議員・松江の田中議員、一日中お供をし
お疲れ様でした。

大国和子追悼コンサート打合わせ

2010年9月25日土曜日

政経シンポジウム「観光立国出雲をめざして」

島根日日新聞主催のシンポジウムに参加する。
北川先生の軽妙な司会で1時間があっという間に
経過した。
「内容は大したことはないのだが交流が大事なんだ」
と司会者が堂々とおしゃる通り、毎年中身はあまり
ない。



元JR東海の社長で現相談役の須田氏の講演は
30分だったが、とにかく本人も言われるとおり
かなり早口の人で、普通に話せばゆうに1時間半
の内容だった。

観光は着地型になっていくということを話され、
地元の人しか知らない魅力ある観光地を発信する
こと、何処も観光客が減少する中、島根は伸ばして
いる、それはリピーターが多いせいだろう。

観光する場所も沢山ある、ありすぎて選択が難しい
くらいだ、目的別のルートを作り、選択をしやすくし
足を運んでもらうことが必要だということだ。


中国地方にあって島根は観光資源が豊富にあり
これからも期待できる地らしい。

会場で鷺浦の地域おこしの先頭を走る、藤井氏と
安倍氏と話したが、この鷺浦なども貴重な観光資源
だ、まだまだ埋もれているがこれから注目される
地域となるだろう。

出雲市にとっての観光は、まだこれからである。

四絡小学校の運動会に

爽やかな秋晴れとなった、運動会日和である。
我が家からほんの100数十メートルのところに
四絡小学校がある、だから今日の日を子どもたち
がどれほど楽しみにしていたのかよーく分かる。



元気一杯に自分たちの組みをアピールする。
去年とは違った場所と構成で今年は始まった。
開会式の長い挨拶も無かった。

子どもたちが主役になって行われる運動会に
なったのだろうか、それとも熱中症対策でか?
ともかくこれはこれで良いことだと、早い展開に
感謝している自分がいた。

子どもにとって最大級のイベントなのだ、彼ら
彼女たちが心底楽しめればそれで良いのですから。

2010年9月24日金曜日

公明新聞広告の協力に感謝

毎年この時期に公明新聞の島根県特集が
組まれる。
その広告の依頼に2社が応えてくれました。
もちだ園芸さんと栄徳さんです。

なかなか厳しい経済状況の中にあって
出稿していただくことに心から感謝します。

また公明新聞の購読を決めていただいた
5人の方々にも感謝申し上げます。

公明新聞の拡大については、集中的に
行うのではなく、毎月コンスタントに行う
ことが大切です、と分かっているのですが。

これから毎月地道に頑張ろうと決意します。

四絡俳句会に参加

急に秋らしくなった日、四絡俳句会に
初参加してきました。

兼題は「露」2句、自由題5句



みなさん闊達で楽しい時間を過ごすことが
できました。

出句は

○ 納骨す 蜩の声 聞こえけり
○○庭先は 暦通りの 秋模様
○ 空澄みて 地球の青に 溶けこめり
秋深し 不明老人 今いずこ
朝の露 球筋残す グリーン上
露時雨 犬も主人も 首すくめ
○ 藁踏みて 心地よきもの 苅田風

でした。

2010年9月23日木曜日

島根の子どもをメディアから守る

公明党出雲第一支部会を昨夜ドーム
健康センターで行ないました。
参議院選挙以来お会いしてない党員さん
と久しぶりに顔を合わせ元気な姿を確認
し合いました。

党員会では、伊藤紀子先生にお越しいただき
「メディア漬けで壊れる子どもたち」の講演を
していただきました。



































伊藤先生は小学校校長を経て現在松江の
教育委員会に所属され、学校教育課
メディア対策委員会の事務局長をされており
「島根の子どもとメディアを考える会」の会長も
されています。

松江では「メディア対策委員会」が存在し明確に
対応しようとの姿勢が見えますね。
私も先生のお話を聞き、昨年の12月議会でこのことを
取り上げました、しかし、まだ具体に委員会などは
できていません、さらにすすめる必要がありそうです。


党員さんは初めて聞く内容に強く興味を持たれた
ように感じました、小さいお子様を抱える方からは
「しまじろうを買っているけど使い方を考えます」とか
若夫婦と一緒に来た祖母に当たる方からは「親を
変えることが大切なこととわかりました」などと感想を
述べておられました。


ほんとうに身近なところで取り組むことができ、それで
いて子どもを劇的に変えていける方法がテレビ・パソコン
ケータイ・ゲームなどの「メディア」から子どもを遠ざける
ことなのです。
できれば親たちも、ゲームやテレビなどからは遠ざかる
べきで、できるだけ接する時間を短くしていくことが大切
です。


そして家族の会話を増やし、コミニュケーションする
時間を増やしていく、きっと子どもも大人もいい方向に
変わっていくはずです。

今朝のためしてガッテンでは認知症のことを放送していた
が、会話を良くする人ほど認知症になりにくいといデータが
示されていた。
さあ今日からメディアを少し遠ざけて、新たな一歩を踏み
出しましょう。






Posted by Picasa

2010年9月18日土曜日

島根県本部大会と議員総会

大田市にあるアステラスで、県本部大会へ
向けての協議と議員総会が開かれました。

島根県立男女共同参画センターあすてらす

市町村合併で県本部に所属する議員は
16名となり、いささか寂しい陣容となりました。
しかし、少人数でも心意気は軒高です・・・
10月17日に予定されている県本部大会を
成功できるよう綿密な打ち合わせが行われ
ました。

今回は出雲市の市民会館で開催されます、
地元での開催となり喜ばしいことです。
2年に一回の人事案件などが代議員に
より承認・議決されます。

また局の再編もあり、新たな気持ちで
次への戦いにスタートいたします。