土曜日の午後、出雲市男女共同参画のメンバーが企画された「HUG」避難所運営ゲームに参加しました。
説明後60分で次々繰り出されるカードに対応して、避難所となる学校での避難民の受け入れや、全体を統括する本部運営を的確に対処するゲームでした。
やみくもに繰り出されるカードの内容に、パニック状態になりながらも、なんとか冷静に判断できるようにして、制限時間内で収容は完了できました。
最後にそれぞれのチームで対処に迷ったことなどを取り上げ、別チームの対応を聞く場面がありました。
どのチームも、ほぼ似通った対応をしていることがそこでわかりました。
親を亡くした子どもをどのようにするかというシーンに、同じ町内の人がいる区画に収容したのだが、どうでしたか?という質問がありました。
私たちは同じような対処をしたので、正解ではないかと答えたのですが、司会者は「正解はありません」と締めくくられました。
運営する人によって違ってくるからということでしたが、それではこのようなゲームをして訓練する意味がないように思います。
過去の災害の経験から、導き出された教訓が必ずあるはずです、完璧に同じことはあり得ないとしても、近いことは経験されているはずです。
その教訓を生かして、このような場面にはこのように対処するということを、訓練するためにこのゲームの価値があると思うのですが、違っているのでしょうか?
災害時に対応を迫られる立場にいる人間が、近隣の避難所を想定し、誰が行ってもある一定のレベルの運営ができることが、望ましいのであって、人によってばらばらでは、結局避難者が大変な目にあうことになるのではないのかと、思いながら帰宅しました?
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