学童脊柱側湾症検診について広島市教育委員会学校教育部健康教育課において聞き取り調査を行った
【学童脊柱側湾症検診の経緯】
平成15年度~平成17年度広島市医師会と教育委員会とで協議し、広島市医師会が、試行的に3校で実施する。対象は、5年生女子で保護者の了解が得られた児童費用は無料とした。
平成15年度ではさらに、試行的実施と同時に、広島市医師会が、全市の小・中学校を対象として希望者を募るが、費用は無料で、対象を小学校1年生~中学校3年生で、希望する児童生徒全員としたが、希望者が1万人を超えたため、小学校5年生女子以外を断り、実施した。
平成16年度からは、試行的実施と同時に、広島市医師会が、学校4.5.6年生と中学校1年生で、希望する児童生徒を対象として、無料から1人1,000円の自己負担とした。
【毎年の学童脊柱側蛮症検診実施の流れ】
5月 各小・中学校へ実施通知及び希望者のとりまとめ
6月 医師会へ希望者名簿の提出
7月 医師会から検診日時の通知
夏期休業中 検診の実施
9~10月 検診結果を各学校長宛に送付
平成15年から比較すると要受診、要注意とも人数が2倍強に増えている。
平成23年度は、1152名が受診しそのうち要受診が325名、要注意が252名となっていた。
平成24年からはより効率的に集団検診時に姿勢検診を行えるよう、養護教諭による事前訓練を行うなど取り組みを進めていた。
また保護者の関心をより高めるために、保護者に配布する保険調査の項目に「側彎チェック項目」をいれ、より注意を払える環境作りを実施されており参考になった。
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