出雲ローカルサーファー

出雲ローカルサーファー

2011年4月10日日曜日

ビーチクリン稲佐で原発関係者が

久しぶりにビーチクリンに参加
春の日差しのなか潮騒を聞きながら、砂浜をきれいに
するのは、とても気持ちいい

集まったサーファーの車の中に「いわき」ナンバー
があった
一瞬避難してきた被災者?と思った
が、聞いて見ると、島根原発の仕事でいわき市から
きていたことがわかった

20キロ圏内に入るN町出身で、家族は避難中、
地震で少し家屋も壊れたということだ

今の福島第一原発の状況の恐ろしさは、自分たち
が一番よくわかる、報道されていないことがたくさん
あると感じる

先日知人が車を取りに帰ったらしい、「やめとけ」と
何度も言ったが、結局とりに行った
5回も洗車したが、放射能が落ちないと驚きながら
言っていた

外側はそれでもいいけど、エアコンなんかかけたら
えらいことですよ、フィルターに付着した放射能が
車内に撒き散らされるのですから

自分たちは原子炉内で毎回線量を測定されていた
だから、安心して仕事をしていた
でも今は、まったく計器を使ったこともない人たちが
測っている、とても不安ですよ

それに体内被曝を計測していない
特に避難指示区域に留まっている人たちの、体内
被爆を測る必要があります、原発には置いてあるけど
何で、使わないのか

とにかく、知っているだけに怖くて帰れない
この先どうなるかまったく分からない

遺体だって、最終的にコンクリートで固めて葬るしか
方法が無いかもしれないんです、それにまず近づけない

先日海に放出された「低濃度汚染水」も、数字で表されて
いない、そこに隠蔽体質を感じる

地震から1ヶ月、復興への道のりはかなり遠いと、あらためて
感じた、被災地支援をやりながら、私たちの故郷を守るために
知恵を出しつくさなければならない

何かあったらいつでも相談にのるからと、W君に告げて別れた






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